誕生日の絵日記
8月15日。ぴっかぴかの晴れ。
今日は、ヒナのお誕生日です…。
でも、お友達はパパやママと一緒に出かけていて、誰もヒナのお誕生日会には来てくれません。ぶぅ〜。いいもん! いいもん! ヒナにはおにいたまがいるんだからぁ!
「雛子ちゃん…。ママ、これから雛子ちゃんのケーキを買いに行くんだけど、雛子ちゃんも一緒に来る?」
ヒナは時計を見ました。
うーんと、長い針が12で、短い針が4だから…。4時だね。って…、もうすぐおにいたまが来ちゃうよぉ? おにいたまが来たときおうちに誰もいないと、おにいたま、サビシイサビシイ病になっちゃう!!
そう思ったヒナは……、
「ママ。ヒナ、お留守番するぅ〜」
「えっ? 雛子ちゃん。行かないの?」
「うん、だっておうちに誰もいないと、おにいたま、サビシイサビシイ病になっちゃうよ? ママ…」
「ええっ? だってお兄ちゃんは4時半に…。って、あれ? まあ! もうこんな時間? 急がなくっちゃお兄ちゃん、来ちゃうね…。じゃあ、雛子ちゃん…、悪いんだけどお留守番お願いできるかしら?」
ママは時計を見てびっくり。ママ、今日は忙しそうだったから時計を見てなかったんだぁ。くしし…。何だかママとおにいたま、そっくりだよ〜?
ママは買い物篭を片手におうちを出ていきました。ヒナはココちゃんと遊ぼっと…。ちょっとココちゃんと遊んでいると、急にお外もお部屋も暗くなって…。お空が、ピカッ、って光ったの!!
う、うう、ううう、うえ〜〜〜〜〜ん!! さっきまでお日さまにっこりだったのに〜!! かみなり、グスッ…。怖いよ〜!! おにいたま〜、早く来てぇ〜。
ぴかっ! ゴロゴロゴロ………。
ぴかっ! ゴロゴロゴロ………。
パパのお仕事の机の下で、ココちゃんと隠れてヒナはぶるぶる震えてたの。そしたら玄関からおにいたまが…。
「雛子ー!! 大丈夫かー?!」
鍵が開く音がして、おにいたまがおうちに入ってきたの。でもヒナ、怖かったからココちゃん、ギュッてしてたんだ。そしたらおにいたまの足音が近くなって…。パパのお部屋の戸を開けて……。
「雛子?! そこにいたのか…。ああ、よかった…。もう大丈夫だからね?…。おにいたまがかみなりさま、やっつけてあげるからね…」
「グスッ、グスッ…。うえ〜〜〜〜〜ん。おにいたま〜!!」
ヒナ、怖くておにいたまに抱きついちゃった…。かみなりさま、おにいたまは強いんだからね〜。あっという間にやっつけちゃうんだから〜。グスッ、グスッ…。
そうして、かみなりさまはおにいたまがやっつけてくれました。くしし…。
言ったでしょ〜? かみなりさま…。ヒナのおにいたまはすっごく強いんだから〜!! えっへん!! そしてヒナは、おにいたまとママとパパと一緒にお誕生日会をしました。とっても楽しかったです…。
夏休みの宿題の絵日記にはおにいたまがかみなりさまを、えいやっ!! ってやっつけてるところを書きました。くしし…。
おにいたま…。今日はいっぱいいっぱいありがとう……。
END