命の灯火

後編


 妹が倒れたと言う報告が入ったのはちょうど僕が仕事をしている時だった。急いで会社に早退届を提出して僕は病院へと向かう。電車に乗り家の近くの駅で降りる。そこから走る。ちょっとした高台にある病院はなだらかな勾配の坂道を登りきった場所にある。坂道を登る。途中、酸欠状態になりながらも必死の思いで登った。登りきってふぅふぅと膝に手を置いて大きく息をはく。汗が滴り落ちる。もう一息とばかりに病院の前までやってくる。僕が姿が見えると鞠絵の担当の看護師さんが走ってやってきた。その顔には余裕はない。一言二言話をして急いでその看護師さんと集中治療室へと向かった。
 集中治療室の前、小さなガラスの向こう、僕の妹はいた。酸素マスクをかけられて、真っ白い華奢な腕のそばにはいくつもの点滴が所狭しとぶら下げてあった。僕の姿が見えたんだろうか、主治医の先生が看護師さんたちに指示を与えて扉を開けて出てくる。顔を見る。悲しそうな顔だった。
「一命は何とか取り留めました。だけど…、良くはなっても一時的なものです。あとは彼女の体力がどこまで続くかです。出来れば回復した時に、彼女となるべく一緒にいてあげてください。いつも寂しそうにしていましたからね…。今度大きな発作が出れば彼女はもう……。お兄さん。申し訳ない……。本当に申し訳ない…。人の命を救うのが我々医師の勤めなのに…」
 こう言うと先生は頭を深々と下げた。僕は何も言えない。何か言葉を出さなければとは思うけど口がうまくまわらなかった。静まり返った集中治療室の前、辺りには誰もいない。ただ看護師さんの歩く靴音だけが遠くに聞こえていた。
「そう…、ですか…」
 やっとの思いで一言そう言う。“では…”と一言そう言うと先生は僕に向かい一礼すると足早に去っていった。一人になる。思わず涙が溢れてくる。悲しくて、悔しくて…。余命幾ばくもない妹のことが可哀想で…。出来ることなら僕が身代わりになってあげたい、交通事故を装い僕が死んで、代わりに僕の心臓を鞠絵にあげたら…。という究極的な考えも出てくる。でも、そんなことをしても妹は喜ぶはずもない。人一人の力とはこんなにも無力なものなんだろうか。そう思うと知らず知らずのうちに涙が頬に流れて、ぽたっと床に流れ落ちる。気がつくと小さく鳴咽していた。
 家に帰ってくる。どこをどう歩いて帰ってきたのか分からない。だけど気がつくと家の前だった。玄関の鍵を開けて中へ入る。そこには生活観のない部屋がただあるだった。靴を脱いで家にあがると蛍光灯をつける。普段見慣れている蛍光灯の光が、今日はやけに眩しかった。荷物を置く。ふと、鞠絵に渡すつもりだった本が出てくる。取り上げて、そっと鞄の中に再び戻した。写真立てを見る。僕と妹が微笑んでいた。病院でどうしてもと妹にせがまれて、看護師さんに撮ってもらった一枚だ。写真を手に取る。僕の目に写真立ての向こうの妹の笑顔が、何だか悲しく儚げに見えた。


 意識を取り戻したわたくしは程なくして一般病棟に移された。ここの病院は療養施設も兼ねている。小高い丘の上に建てられたのもそのせいだろう。そう思いつつわたくしは今日も生きている。兄上様は来てはくれなくなった。それはそうでしょうね。だってこんな病弱で、もうすぐ死んでしまう妹ですもの…。見捨てられても当然でしょうね…。そう思いながら今日も白い天井を見つめている。いろんなことを考える。だけど行き着く先はいつも兄上様のことだった。点滴がぽたっ、ぽたっと落ちる。点滴の雫を何も考えずに眺めている自分がなぜか滑稽に見えて思わず笑ってしまう。うふふっと声に出して笑ってしまった。
 でも、笑い声は次第に涙声に変わっていく。最後は声に出して泣いてしまっていた。悲しかった。悔しかった……。どんなことをしても生きていたいと思った。でも、あの死の宣告を受けて2週間経ったあたりから胸が締め付けられるような感じが襲ってくる。夜も眠れないほどの痛みが襲ってくる。何とか耐えると横になる。それでも胸はきゅうきゅうと締め付けてくる。苦しい。痛い。あらゆる負の感情がわたくしの心を覆う。その時、ふと兄上様といつか行こうと約束したあの桜並木のことを思い出した。するとどうだろう…。今ままでの痛みも苦しみも嘘のように消えていく。代わりに安らかな気持ちになる。やっぱりわたくしは兄上様に守られているんだと思った。兄上様に助けられているんだと思った。例え余命幾ばくもない命でも…。寝台の横にある小さなテーブルに手を伸ばして写真立てを手に取る。わがままを言って看護師さんに撮ってもらったわたくしと兄上様のお写真が飾ってある。胸にその写真立てを当てるととても安らいだ気持ちがした。写真立てを胸に静かに瞼を閉じる…。兄上様、ありがとう。そう心の中で呟きながら…。
「今はこんな状態だけど、きっと良くなるから…」
 と主治医の先生が言う。わたくしは敢えて何も言わずこくんと首を縦に振った。自分の体のことは自分が一番知っている。それに…、先生と兄上様のお話も聞いてしまった…。だけど先生には何も言わなかった。そのほうがいいと思ったから…。一生懸命わたくしの治る見込みのない病に救いの手を差し伸べてくださった先生。先生がいなければわたくしは遠の昔に父上様や母上様の待っているところへ旅立っていただろう。だから、先生には感謝している。すごく、すごく感謝している…。だからわたくしは何も言わずにこくんと首を縦に振った。でも……。
 さらに一週間後…、わたくしの体はもう言うことを聞かなくなる。大好きな本も取れなくなる。目も霞んでくる。わたくしを乗せた寝台がけたたましい音を立ててお部屋を出る。多分集中治療室だ。そう思った。酸素マスクをつけられる。点滴も何本か打たれる。心拍計を取り付けられた。もう、わたくしの命もここまでです…。多分、数時間で、父上様や母上様の待つところへ行ってしまうのでしょうね。わたくしはそう思った…。
 でも…、最期にもう一度だけ…、もう一度だけでいいから、兄上様にお会いしたい。兄上様のお顔を見たい。兄上様のお声を聞きたい…。そう思った。そんなわたくしをあざ笑うかのように、心臓はその役目を終えようとしている。そこはかとない闇が迫ってくるような感覚、これが死という感覚なんだろう。そう思いつつ、わたくしの意識は再び、薄れていく。
 薄れゆく意識の中、先生や看護師さんたちの怒ったような声が聞こえてくる。多分わたくしの病状に関して、そして延命に関して先生がいろいろ指示を与えているんだろう。そう思った。と、温かい手がわたくしの手を包む。誰かいるの? 声を掛けたいけれど出ない。目を見開きたいけれど開けない。誰? 誰なんですか? …と、微かに耳に聞こえてくる。それはわたくしの一番聞きたかった声だった……。
「鞠絵…、鞠絵…」
 兄上様……。そう、これは兄上様のお声だ! そう思い訳も分からず手を動かす。兄上様の温もりを求めて必死で両手を前に伸ばした。その手を優しく包み込む温かい温もり。それはまさしく兄上様の手だった。包み込む温かな温もり…。お顔が見たい。そう思って瞑っていた目を開ける。判然とは分からないものの朧気ながら兄上様のお顔が見える。嬉しい…。兄上様のお顔を見られて…、嬉しい。もう来ては下さらないのかと思った。やっぱりこんな病弱の妹なんていらないよって言われてしまったんじゃないのかと思った。…見捨てられたんじゃないのかと思った。でも今、兄上様はここにいる。わたくしのそばで手を握り締めてくださっている。
 だんだんとお声も聞こえなくなる。兄上様のお顔も見えなくなる。どこ? どこにいらっしゃるの? 精一杯、声にならない声を出して兄上様を呼んだ。
「鞠絵!! 僕はここだ!! ここにいる!!」
 感覚のなくなりかけたわたくしの手を掴むと兄上様は自分のお顔に当てたような感じがした。濡れている。泣いて下さっているの? わたくしの…、こんなどうしようもないわたくしなんかのために? そう思うとわたくしは自分が悪者に思えてくる。本当に酷い悪者に思えてくる。兄上様にはいつでも笑っていて欲しい。どんなつらく悲しいことがあっても、微笑んでいて欲しい。そう思った。ふわふわと気持ちのいい手の温もり。そして感じる冷たい感触。だんだんと意識が消えていくそんな中で、わたくしは微笑んでみせる。悲しまないで……。兄上様…。そう思いながら…。


 一週間が過ぎる。二週間が過ぎる…。鞠絵が、僕の妹が生きていられる時間は刻一刻と過ぎていく。なのに僕は鞠絵に会う勇気もなく…、家と職場とを往復するだけだった。情けない兄上様でごめんね? 死の恐怖に怯えているお前に言葉も掛けられない情けない兄上様でごめんね? 頭の中はそれでいっぱいだった。だめだ! こんなのじゃ…。とは思う。でも病院の前まで来ると途端に足ががくがく震えてきてしまうんだ。やっぱり僕は弱い人間なんだね?…。肝心な時に何も出来ない、弱い人間なんだね? そう思いながら今日も家路につこうとしている。
「ほら、泣くなよ…。かっこわるいだろ?」
「だってお兄ちゃん…、わたしのために…、ぐすっ…」
 堤防沿いの土手道、ふと声がしたほうを見るとどろどろの服で足を引き摺りながら歩いている男の子と、涙をいっぱい流しながら男の子の服をぎゅっと掴んで歩く女の子の姿が見えた。多分僕と鞠絵のような兄妹なんだろう。妹を守るために喧嘩でもしたんだろう。しきりに兄を気遣う妹の声が聞こえてくる。兄は妹の頭をくしゃっと撫でる。優しい声でこう言っていた。
「大丈夫だって、いつでもやっつけてやるって言ってるだろ? あんなやつらくらい。それより抓られた頬…、痛かっただろ? 後で家に帰ったら薬塗ってやるからな? ってもう泣くなよ。こっちが恥ずかしいだろ? ったく、涙、拭けよな…」
「うん、ありがとうお兄ちゃん……」
 そう言うと男の子は丸めたハンカチを取り出して涙で汚れた彼の妹の顔を優しく拭う。その光景を見た僕は鈍器か何かで頭を叩かれる思いがした。死の淵で必死で戦っている僕の妹。もう明日をも知れない命でも必死で戦っているのに、僕は…。僕は自分で自分を殴りたくなった。家に帰る道を反転、病院へと向かって走った。時計を見ると、6時半。面会時間は1時間半ある。走る走る走る。……逃げちゃダメだって…。鞠絵には僕しかいないんだって。そう思いながら……。
 でも、病院の前に来ると途端に足は止まってしまった。前に行こうと思った。鞠絵に会わなくちゃと思った。だけど足は固まったまま動かない。やがてがくがくと震えだす。どうしようも出来ず、逃げるようにその場を飛び出した。意気地なし! もう一人の自分が心の中で怒声をあげている。でも僕は逃げ帰ることしか出来なかった。自分の弱さだけが残った。悔しかった。本当に悔しかった。でも結局、余命幾ばくもない妹に会うことは出来ず、自分の意気地のない様だけが残っただけだった…。


 それから数日の後、妹はもう話しかけてはくれなくなった。微笑みかけてもくれなくなった。ただ死を待つだけの体になってしまった……。一瞬頭の中がぐちゃぐちゃになる。その日、会社から帰ってくると、留守電が入っていた。聞き終わる間もなく家を飛び出す。普段守っていた信号も無視する。病院に続く坂道を死に物狂いで駆け上がった。
“僕のせいだ! 僕のせいで鞠絵は!! 鞠絵はっ!! 許して。許しておくれ…。あと僅かの命を削ってまで僕を待ってくれていたのに…。それなのに怖くてお前のところに行けなかった、意気地のない僕を許しておくれ! 鞠絵!!”
 そう心の中で叫びながら病院へと向かった。ふぅふぅと荒い息を吐く。心臓はもっと酸素をくれとばかりにドクンドクンと動く。手を両膝についてしばらく息を整える。また走り出した。病院の門が見えてくる。あともうちょっとだ。僕が助けてやる! 死の淵から救い出してやる! だから…、だから僕が行くまで死なないでおくれ、鞠絵…。そう思い病院内に入るとわき目も振らず階段を上った。集中治療室が見えてくる。看護師さんたちに声もかけずに戸を開けた。そこには、酸素マスクをはめられて、点滴を何本もされた痛々しい妹の姿が横たわっていた。先生は一言、“すみません” と言うと頭を下げる。う、嘘だろ? 鞠絵…。ふらふらと妹のそばへ行き手を握り締める。握り締めた手に祈りを込めて妹の名を呼んだ。
「鞠絵…、鞠絵…」
 優しく、優しくそう呼んだ。ふと、妹の手を見た。華奢な、15歳とはとても思えないほどの小さい手。点滴を何本も刺されている小さな手。僕は握った。握ると微かだけど握り返してくれる。よかった。鞠絵はまだ生きている。そう思った。瞑っていた妹の瞼がゆっくりと開く。開いた目を見つめる。穢れを全く知らない少女の目のようだった。目は虚ろながら必死に僕を探しているように見えた。何かを言うかのように口も動かしてくれた。でも声は聞こえない。声にならないけど、でも必死で何かを言っているように見える。ふと心拍計を見る。弱弱しく波形は動く。僕は言う。心の底から言う。
「鞠絵!! 僕はここだ!! ここにいる!!」
 …と。よかった。まだ生きている。僕の妹はまだ生きている。早く元気になって僕と一緒に暮らそう? 楽しい事だっていっぱいあるんだよ? 連れて行きたい場所だっていっぱいあるんだよ? だから頑張っておくれ…。僕のために生きていておくれ…。涙はとめどなく溢れて頬を伝い流れ落ちる。もうはっきりと妹の顔は見えないくらい、涙は後から後から溢れてくる。握り締めた手を涙に濡れた頬に当てて、僕はこう言った。
「僕を悲しませる妹なんて嫌いだ…。僕を残して遠くに行ってしまう妹なんて嫌いだ…。お願い…、お願いだから僕を一人にしないでおくれ。お願いだからもう一度お前の笑顔を見せておくれ…。お前の声を聞かせておくれ…。頼りない兄だって叱っておくれ…。お願いだから! ねえ、鞠絵!!」
 そう絶叫する。お腹の底から、いや、心の底からそう絶叫する。と、鞠絵が可愛く微笑んだ。微笑んだ顔を見る。…こんな優しい笑顔は生まれて初めて見たような気がした。…その途端にピーっとけたたましい音がなる。先生は鞠絵の瞳孔をライトで照らす。が、反応がない。心拍計を見るとさっきまで動いていた山型が、今は真っ直ぐな一本の棒のようになっていた。先生や看護師さんたちは全員で僕のほうに頭を下げる。先生が一言、
「午後7時42分……。…ご臨終です……」
 一瞬、先生が何を言っているのか分からなかった。妹の体を揺する。“そんな…、う、嘘だろ? 鞠絵?” そう呟きながら必死で妹の体を揺する。でも妹は微笑みを浮かべたまま、ベットの上で動かない。…しばらく経ってようやく分かった。もう二度と妹は目を開けないんだって。僕に話しかけてくれないんだって…。優しい微笑みを残したまま僕の妹は…、鞠絵は今、父さんや母さんの待つところへ旅立ってしまった。僕一人を残して…。こんな頼りない兄一人を残して…。
「そ、そんな…。そんなことって…。そんなことってあるかよ! ねえ、鞠絵。いつもみたいに何か言っておくれ。大好きな本のこと、聞かせておくれ…。あっ、そうだ! この間買った本があるんだよ? きれいな挿絵のついた本だよ? ねえ、鞠絵。もう一度目を覚ましておくれ。もう一度何か言っておくれ…。お願い…、お願いだから……」
 言わないことは分かっていた。目を覚ますこともないことも分かっていた。妹は今、父さんや母さんの待つ遠い国へと旅立って行ったからだ。でも僕はいつまでも妹の動かない体を、一生懸命に揺すっていた…。


 桜は春を告げるかのように見事に咲き誇っている。僕は、妹と元気になったらいつか一緒に行こうと約束していた川べりの桜並木に来ていた。通夜、葬式。初七日。法要を終えた。斎場で骨になった妹を見る。何とも言えなかった。四十九日はまだ終わっていない。だからまだ魂は残っているはずだ。そう思い家を出るとき、もう見えない、いや、見ることの出来ない妹に向かい、こう言った。
「桜を見に行こう?…。お前がいつも見たがっていたあの川べりの桜をね?……」
 と…。妹が愛用していた眼鏡を手に取ると、僕は桜並木へと歩を進めた。途中でコンビニに立ち寄りお茶とお弁当を一つずつ買い込む。お前は食が細かったからね…。いつも僕のお弁当から一つ二つ食べては満足そうな顔をしていたっけ…。そう思いながらレジで清算を済まし再び歩き始めた。また歩く。ようやく河川敷が見えてくる。桜も見えてくる。
 気持ちのいい春の日が川べりをぽかぽかと照らしていた。大きな桜の木には人が集まり花を愛でながら安らかなひと時をおくっている。微笑みながらその光景を見遣ると人のいない桜を探した。見ると並木道の外れにある一本の桜がある…。忘れ去られたかのようにその桜は立っていた。木の根元に買ってきたお弁当とお茶を置く。持ってきた妹の眼鏡を取り出した。
“見えるかい? 鞠絵。これがお前の見たがっていた桜並木だよ?”
 そう心の中で言って、持っていた妹の形見の眼鏡を掛ける。少々度がきつかった。だけど僕は眼鏡を掛けたまま、こう心の中で言う。知らず知らずのうちの涙を流しながら…、僕は心の中でこう言う。
“ねえ、鞠絵。この眼鏡で僕といろんなところを見にいこう? 楽しいこと、嬉しいことを…。時にはつらく悲しいこともあるけど、それは楽しいこと、嬉しいことの前に起こるんだって僕は思うんだ。だってお前は僕の心にいるじゃないか…。心の中にいるじゃないか…。だからもう悲しむのは…、泣くのはこれで最後にするよ…。ねっ? 鞠絵…”
 と…。掛けていた眼鏡を外すとそっとケースに仕舞う。落ちた涙を拭った。と、一陣の風が吹く。咲いていた桜は吹雪のように舞い落ちる。拭った涙は雫となって空へと飛んでいく。高い、高い空へ…。僕は空を仰ぐ。どこまでも、どこまでも続くこの青い空を…。桜が舞い乱れる青い空を僕は仰ぐ。妹、鞠絵の笑顔を心に思いながら……。

FIN